「左腸腰筋の筋損傷」から復帰を目指していたオリックス山崎颯一郎投手が12日、京セラドーム大阪で行われた全体練習に参加し、18日開幕のCSファイナルステージに間に合う見込みを明かした。「体の状態はだいぶ良くなったかなと思います」。9月末からリハビリを続け、前日11日にフェニックスリーグDeNA戦(生目第2)で実戦復帰。6回に登板し、14球を投げて1回1安打無失点1奪三振。最速159キロも計測したが「打球もファウルだったんで、それもあると思う」と控えめに振り返った。

同戦では「ちょっとだけ」変えたという新たな投球フォームを確認。「どれだけ脱力して持っていけるかを考えていて」。昨年のフォームに近づけ、投球動作で左足を出す際、少し力を抜いて平行移動するように意識。「負担がかからない投げ方を(2軍の)舞洲で考えていて、それを実戦でできた。感覚も良かったので良かった」と手応えを得た。

今後は実戦形式のマウンドを経てCSへ向かう見込み。「このまま問題なくいきたいです」。頼れる剛腕リリーバーが帰ってくる。【磯綾乃】

【関連記事】オリックスニュース一覧