楽天石井一久監督は、退任の理由を「契約満了で退くこともあるが、それ以上にチームのビジョンを明確にできなかったのは自分の責任」と話した。3年間で3位、4位、4位。若手の底上げに成功し、毎年のようにCS争いは演じたが「優勝できなかった」結果を受け止めた。来年1月からは球団取締役シニアディレクターに就任する。

新役職は、球団のオファーだ。以前務めたGMのように編成に直接関わる立場ではなく、高所からアドバイスする。森井球団社長は「チーム作りを俯瞰(ふかん)して見ていただく方がいない。アドバイスをもらいたい」と期待した。現状、同社長が編成部門のトップを兼ねるが、もともと営業出身。自ら「社長が全部やるより、プロフェッショナルな方に入っていただきたい」とした。今後、外部からのGM招聘(しょうへい)、あるいは編成部長、強化部長などのフロント立て直しを進める考えだ。

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