未来のエース候補と期待される西武羽田慎之介投手(19)が、注目の先発マウンドで3回1失点だった。

本拠地ベルーナドームから自転車で15分のところに実家のある「ご当地左腕」は、身長191センチと規格外のサイズで、プロ2年目にして最速155キロに到達。この日は渡辺久信GM(58)や松井稼頭央1軍監督(47)も見守る大事なマウンドだった。

ここで好投すればアピール度も大きくなる舞台が整ったが、そんな羽田は試合前に「そんな甘くないですよ、世の中」と、19歳にして妙に達観的なコメントを残し、準備へ。たかぶりすぎずにマウンドで向かった。

この日は初回に1失点したものの、2回から4回にかけてはオリックスの1~4番から4連続三振を奪うなど、力を示した。この日の最速は152キロ。松井監督も「すごいね。剛球みたい。体全体使って投げてきますから、打者に圧を感じさせる投手」と来季への期待を高めていた。【金子真仁】

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