阪神石井大智投手(26)が8回からクライマックスシリーズ(CS)に初登板し、打者2人をともに初球で打ち取り、2球で島本浩也投手(30)にマウンドを渡した。

「(村上)頌樹も粘りながら頑張ってましたし、後ろにすごい先輩方がいて、気持ちの余裕ができた」と振り返り、「2球で終わってしまったんですけど」と自分の役目を果たした。

秋田高専出身。「高専卒」の選手がCSに出場するのは史上初めて。平常心で臨んだ右腕は「気持ちはいつも通りで。明日も出番があったら自分の仕事ができるように」と語り、第2戦以降に気持ちを切り替えた。

聖地の虎党とナインのムードを肌で感じ「ファンの声援というか、地鳴りがすごかった。応援を背に頑張りたいと思います」と力を込めた。