広島大瀬良大地投手(32)が10月末にも右肘のクリーニング手術をすることが22日、分かった。来季を見据え、決断。年明けにも投球を再開できる見込みで、シーズンに大きな影響はない。

大瀬良は今季5年連続の開幕投手を務め、23試合に登板で6勝11敗、防御率3・61の成績に終わった。4月27日には右肘の炎症で出場選手登録を抹消された。それまで2勝2敗だった成績は以降、4勝9敗。好不調の波がみられた。それでもチームの大黒柱としてローテーションの一角を守った。レギュラーシーズン最終登板の1日阪神戦から中17日となったCSファイナルステージ2戦目では、7回3安打1失点(自責ゼロ)。力投でチームを鼓舞した。登板後は「最初から飛ばしていけるところまでと。出し惜しみせずにしっかり投げました」と語っていた。

大瀬良にとって右肘の手術は3度目となる。中学3年のときに初めてメスを入れ、プロでは20年9月にクリーニング手術を受けた。当時は「レベルアップして戻るに越したことはない。そこを目指してやっていきたい」と語り、翌21年は2年ぶり2桁勝利となる10勝をマークした。