日本ハムは29日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で山田遥楓内野手(27)、立野和明投手(25)、梅林優貴捕手(25)、松岡洸希投手(23)に来季の契約を結ばないことを通達した。

山田と立野は現役続行を希望。梅林と松岡は球団から育成選手契約を打診されたもようだ。

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鎌ケ谷で取材に応じた梅林は今後について「野球を続けるかどうかっていうのも…年齢も年齢ですし、考えたいなと思います」と慎重に言葉を選びながら話した。3年目の昨季に1軍デビューし、22試合に出場。今季は7試合の出場にとどまったが、少ないチャンスの中で打率5割(6打数3安打)。「今年は1軍でも2軍でも手応えがあったシーズンだった。成績でも手応えがあった中で試合に出られないっていうのは、他の選手と比べたときに力不足なんだなっていうのをすごく感じていた。『結果を残していたのに戦力外』という感じではなくて、僕は結果を残していたかもしれないけど、他の選手がもっと結果を残していた、自分よりも戦力になっていたという感じなんで、そこに対しての疑問は全然ないです」と現実を受け止めた。

球団からは育成選手契約の打診を受けたもようだが、今後については熟考する構え。11月15日に鎌ケ谷で開催される12球団合同トライアウトの参加も「ちょっと考えたいな」と含みを持たせた。

◆梅林優貴(うめばやし・ゆうき) 1998年(平10)3月14日、広島生まれ。高陽東-広島文化学園大。大学時代は朝はガソリンスタンド、夕方以降はバスの洗車と2つのバイトを掛け持ちし、19年7月に開催された日米大学野球選手権大会ではブルペン捕手として参加した。19年ドラフト6位で入団。通算29試合出場、打率1割4分8厘、0本塁打、3打点。今季推定年俸770万円。173センチ、81キロ。右投げ右打ち