巨人育成の立岡宗一郎外野手(33)が、秋季キャンプメンバー最年長としてハッスルする。

30日、川崎市のジャイアンツ球場で秋季練習を打ち上げた。11月1日からの宮崎での秋季キャンプにも参加予定。昨年6月の1軍戦の守備中に左膝前十字靱帯(じんたい)を損傷する大けがを負い、今季は育成選手として再契約した。7月に3軍戦で1年1カ月ぶりに実戦復帰。公式戦の出場はなかったが、3軍戦で実戦感覚を積んできた。

阿部新監督は「せっかくここまで立ち上がってきた。まだまだ戦力として考えてるから、連れていこうと」と秋季キャンプメンバー入りの理由を説明した。

亀井外野守備兼走塁コーチも、勝負どころで力を発揮できる経験と実力を備えた立岡の存在感を評価。「オールマイティーに何でも出来る。去年あいつがけがしたときからチームは落ちてる。だからいつも『お前がいなくなってから弱くなったんだぞ』と言ってる。モチベーション上げて練習やってくれたら」と期待を込めた。

立岡は「そういう言葉をかけていただけるだけありがたいですし、また信頼を勝ち取れるようにやるだけです」と気を引き締めた。