決戦を前に阪神は円陣で士気を高めた。球団公式インスタグラムにはその様子が投稿され、この日も中心には原口文仁内野手(31)。日本シリーズ全7試合で声出しを担当した。

「さあ来ました天王山。今年の集大成。ちなみにラストバモスになります。どうしてもこの1勝がほしい。この1勝にファンの夢、チームの目標が詰まってます。最後は自分を信じて、自分の直感を信じて、ここにいる仲間を信じて、最高の舞台で暴れましょう」と力を込めた。

だが、突如考えていた言葉が出て来なくなったようで「えーっと。緊張してます」とナインを和ませた。直後「思い出した!予行演習終わってるから、本番あとやるだけだから全員でひとつもぎ取りましょう」とまとめ、最後は「さあいこう。バモス!」とお決まりのフレーズで盛り上げた。

ナインの力強い声がドームに響くと、虎党から拍手が送られた。38年ぶりの日本一へ、思いはひとつだ。

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