侍ジャパン岡林勇希外野手(21)が井端監督も納得の打撃で「新1番」候補に名乗りを上げた。

8日、宮崎合宿初の実戦形式のライブBPで隅田、田口と対戦。田口との対戦では外角直球に逆らわず、ミート。三遊間へ安打性の打球を放ち、存在感を見せた。ファーストストライクからスイングした2打席。「ルーキーと対戦する時とかでも(相手が)全く分からない。自分から仕掛けて、タイミングを取っていかないといけない」。初めて対戦する投手ばかりの国際大会。変わらず「積極性」を武器に勝負を仕掛けていく。

全体練習後に約20分間行った特打では、井端監督が直々に打撃投手を務めた。足の上げ方などを変えながら、タイミングに変化をつけた投球にも難なく対応したという。指揮官は「コンタクトはうまいと思うし、どのコースに来てもバットの出が変わらない。2年連続であれだけの成績を残すのは納得しましたね」と絶賛。今後は10日に巨人、12日に広島との練習試合も控える。「1番なのか2番なのかは、これから練習試合で試そうと思っている。どちらかで使いたい」とリードオフマンとしての役割に期待を込めた。

今季はセ・リーグ史上最年少でフルイニング出場を果たし、全143試合中83試合で1番出場。2年連続で160安打以上を放った。岡林は上位打線としてかけられた期待にも「思い切ってやるだけ。短期勝負なので。自分のいいところを出せるように頑張ります」とキッパリ。新切り込み隊長がチャンスを切り開く。【波部俊之介】

▽侍ジャパン牧秀悟内野手(ライブBPで打席に立ち2三振)「期間も短いですし、次クールには試合もあるので、早く(実戦感覚を)取り戻したい」

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