DeNAは14日、今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得した石田健大投手(30)が、FAの申請書類を球団に提出したことを発表した。

今季は23試合に登板し、4勝9敗、防御率3・97。1年間先発ローテーションで回ることができ、ゲームメークにたけた左腕は希少価値が高く、先発補強を目指す球団が水面下で調査を進めているとみられる。

プロ9年間で通算239試合に登板し、37勝43敗、防御率3・47。先発、中継ぎと経験も豊富で、複数球団が獲得に名乗りを上げる可能性がある。

他球団からのオファーを待ちながら、宣言残留も含め、熟考した上で決断を下すことになりそうだ。

石田は、球団を通じ「球団からも残留オファーをいただき、悩みましたが、積み重ねて得た権利でもあるので他球団の評価も聞いて、後悔のない選択をしたいと思います」とコメントした。

◆石田健大(いしだ・けんた)1993年(平5)3月1日、広島市生まれ。広島工では3年春の中国大会優勝も甲子園出場はなし。法大では通算19勝16敗。14年ドラフト2位でDeNA入団。16年に9勝で球団初のCS進出に貢献。同年秋の強化試合で侍ジャパン入り。17、18、23年に開幕投手。180センチ、85キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸6200万円。