楽天銀次内野手(35)が今季限りでの現役引退を決断したことが21日、分かった。楽天一筋でプロ18年目のバットマンは、通算1240試合に出場し、打率2割9分、28本塁打、471打点の成績を残した。19年には球団の生え抜きとして初の1000本安打を達成。巧みな打撃技術を武器に1239本の安打を積み上げた。

岩手・普代村出身の「ご当地選手」で多くのファンから愛された。05年高校生ドラフト3巡目で盛岡中央から入団。プロ7年目の12年に主力に定着すると、13年には打率3割1分7厘をマークし、球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。

今季はシーズンの大半を2軍で過ごし、終盤戦の9月22日に1軍初昇格。6試合の出場で10打数1安打、本塁打なしの1打点だった。

今後もスタッフとして球団に残る予定で、明日22日に記者会見が予定されている。

◆銀次(ぎんじ)本名は赤見内銀次(あかみない・ぎんじ)。1988年(昭63)2月24日生まれ、岩手・普代村出身。盛岡中央から05年高校生ドラフト3巡目で入団し、09年秋に捕手から内野手へ転向した。13年に日本シリーズ優秀選手賞。14年に三塁手、17年に一塁手でベストナイン。17年に一塁手でゴールデングラブ賞。174センチ、78キロ。右投げ左打ち。