ロッテ吉井理人監督が3投手のエース争いに期待した。今季は左腕の小島がチームで唯一、規定投球回に到達。中6日、中5日で回りきった。「1週間に1回、試合の半分以上投げて、勝てばなおよしというのがエース。それができるのは今、小島しかいない」と“現エース”に認定している。

2位から優勝へと来季飛躍するには、柱は1人では足りない。対抗馬が、小島と同じく10勝した右の種市だ。加えて「(佐々木)朗希もその力を持っている。この子たちに争ってもらって、チームを引っ張ってもらいたい」。左脇腹肉離れによる離脱はあったものの、7月までに7勝した165キロ右腕も候補に入れた。

同監督は所有するリジンが浦和競馬で5連勝し、競走馬の知識を深めている。「疲労を取ったり鍛えたり、科学的なやり方は学ぶところがあって、野球選手の方がトレーニング遅れてるなって思うくらい」。選手も大切に育てて、来季のペナントをぶっちぎる。