ロッテは28日、非公開でテストを行っていた前阪神二保旭投手(33)、前オリックス吉田凌投手(26)と育成契約を結ぶことを発表した。

二保は08年に育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。21年にトレードで阪神に移籍した。22年にはウエスタン・リーグで13セーブを挙げ最多セーブのタイトルを獲得したが、2年連続で1軍での登板機会はなかった。「もう1度NPBでやれるっていうチャンスをいただけたので、1日でも早く支配下になってリーグ優勝、日本一に貢献できたら」と話した。2年ぶりのパ・リーグ復帰に「パ・リーグの試合をあまり見れてなかったので、ピッチャー陣に聞いて勉強しないといけない」と気を引き締めた。

吉田は15年に東海大相模からドラフト5位でオリックスに入団。今季19試合で、防御率3・24。「ほっとしたというか、うれしい気持ち」と話した。オリックスからは沢田圭佑投手(29)や大下誠一郎内野手(26)がロッテに移籍してきている。吉田は「率直にうれしいですし、元々一緒にやってた人がいるっていうのは心強い」と安堵(あんど)の表情を見せた。「頑張って支配下に上がって、オリックスの4連覇をなんとしても阻止したい」と打倒古巣で腕を振る。