日本ハムへFA移籍した山崎福也投手(31)が、6球団の争奪戦の中で日本ハムを選んだ決め手を明かした。6日、北海道・北広島にある球団事務所で新庄剛志監督(51)とともに入団会見に出席。日本ハムとは4年契約の総額10億円で正式契約した。(金額は推定)

日本ハム入団を決めた理由を問われた山崎福は「理由としてはたくさんあるんですけど、まず僕自身、すごくファイターズに縁を感じております。父も在籍していたことと、昨年オリックスから移籍した(伏見)寅威さんがいること。そして、僕自身がすごく尊敬していた金子さん(金子千尋2軍投手コーチ)もいらっしゃいます。あとは、北海道の地で中学3年生の頃に脳腫瘍の手術を受けていまして、そのような縁がたくさんあるファイターズに入らせていただくことになりました」と説明した。

また、日本ハムとの入団交渉の中で印象に残った言葉を問われた山崎福は「吉村球団本部長と、すごくたくさんお話をさせていただいた中で一番残っている言葉は『このファイターズというチームはこれから成長していく球団』という風に言っていました。その中で『山崎福也という人間も一緒に、このチームに入ってこれからどんどん成長していく。この球団と一緒にピッチャーとして完成させていこう』という言葉が、本当に今でも残っています」と明かした。

金額面では日本ハムの提示した条件より高い球団もあったという。「目先のお金だったら、他のところに行った方がよかったのかもっていうのはあるとは思うんですけど、僕自身は野球人生を長くやりたいという夢があるので、そっちを優先しましたね」。日本ハムや北海道との縁、球団の熱意が伝わって日本ハム入りを決めた。(金額は推定)

○…山崎福は背番号18に「うれしすぎます」と笑顔を見せた。オリックス時代は11。ただ、日本ハムでは05~11年はダルビッシュ、13~17年まで大谷が背負って以降は空き番で「ファイターズは11番がエース番号ですよね。また新しい気持ちでこの番号を背負えるので楽しみです」と納得。18番のイメージは「山本由伸」と即答。「オリックスでは18番がエース。由伸のイメージが僕は強いですね」と話した。