阪神育成ドラフト1位で日本海L・富山の松原快投手(24)は、今年の漢字に「縁」を挙げた。11日にドラフト2位の四国IL・徳島の椎葉剛投手(21)と入寮。12日には兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で初練習。初々しい笑みをこぼしながら、グラウンドに現れた。

高卒6年目でプロ入りをかなえたサイド右腕は、虎との縁深い野球人生だった。高校卒業後4年間在籍した社会人・ロキテクノの恩師は阪神OBの藤田太陽氏(44)で、2年間在籍した富山OBには同い年の湯浅京己投手(24)がいる。「僕自身が、阪神タイガースのOB選手と社会人と独立に縁のある方がいて、自分も阪神タイガースに入団できた」とかみしめた。

この日は、椎葉とキャッチボールなどで汗を流した。「チームに必要なピースになれれば、支配下は見えてくる。争いですけど、勝っていけるように」と力を込めた。【中島麗】