日本ハムは14日、今季ツインズで25試合に出場したアンドリュー・スティーブンソン外野手(29)と契約合意に達したと発表した。レギュラー争いの強力ライバル出現となった今川優馬外野手(26)はこの日、エスコンフィールドで自主練習。来季へ向けて気持ちを高ぶらせた。

  ◇  ◇  ◇

スティーブンソン獲得の一報が入る約1時間前。エスコンフィールドで自主トレを行った今川は力を込めて言った。「全ては勝つためにホームランを打たないと」。厳しさを増す外野争いを勝ち抜くための合言葉は「4人で100本」だ。

ロマン・カルテットによる大目標でもある。今川と清宮、万波、野村の4人で目指すは計100本塁打。思いを共有する4人のグループライン名が「4人で100本」だという。

今川 もともと4人で、ご飯に行くことが多かったので、つくったグループライン。たしか去年、4人で100本打とうぜ、みたいに話していてグループ名が変わった。(変えたのは)清宮ですかね、たぶん。

今季も4人で100本を目指していた。シーズン中には「定期的に『今、何本だっけ?』みたいに確認しあうんですよ。で、ジェームス(野村)が『今さん、今何本ですか?』と。『バカ、0本だよ』って(笑い)」というやりとりをしながら、刺激しあっていた。

今季は万波25本、野村13本、清宮10本で計48本塁打も今川は0本。「負けられないですね」。ライバルは新助っ人だけではない。「25本を最低でも打てるように」。入団時から鎌ケ谷で切磋琢磨(せっさたくま)してきた3人との約束を必ず果たす。【木下大輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>