巨人から現役ドラフトでヤクルトへ加入した北村拓己内野手(28)が15日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は38に決まった。ベージュのスーツで登場した北村は「驚きと寂しさもあった」「僕の中では現役ドラフトに入るかもしれない、という予想はしていた」と素直な思いを口にした。「個人的には1年間を通して1軍にいること、そして開幕でスタメンで出ること、100試合以上は出たい、優勝したいという思いも強い。高津監督を胴上げできるように、その一員として頑張りたい」とうなずいた。

巨人の原前監督からは「お前さんはいいものを持っているから、俺は見ているから頑張れよ」と背中を押され、阿部監督からは「敵になるけど、頑張ってくれ」とエールを送られた。「阿部監督が2軍監督時代、僕は一緒にやってましたけど、勝負に対する厳しさだったり、勝利に対する執念だったり、そういうのをすごく持ってる監督だと思うので、そういうものを僕もしっかり頭に入れながら、ヤクルトでも頑張りたい」と新天地での活躍を誓った。

ヤクルトでは亜大の大先輩・高津監督、星稜高の後輩・奥川、内山が在籍する。「縁を感じる」と話した。高津監督の印象を問われると「高津さん、いつもジャイアンツの時には、あの、試合前にごあいさつは行ってたんですけど、『お前打つなよ』っていつも言われて(笑い)僕、そんな打ってるイメージはないんですけど。本当に連覇されてる監督ですし、高津さんを胴上げしたいという思いは強いです」と言葉に力を込めた。

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