広島森下暢仁投手(26)が15日、契約交渉を行い、2000万円増の年俸1億3000万円で更改した。会見では元広島の18番、タイガース前田と合同自主トレを行うことを明かした。

「アメリカでも野球をやっていますし、野球の経験値は非常に高いと思う。技術だったり、学べるところがあると思ったので、お願いさせてもらいました」。来年1月に新旧18番のタッグが実現する。

森下は昨年10月に右肘クリーニング手術を受け、今季は出遅れるも9勝6敗、防御率3・01の成績を残した。チーム5年ぶりのクライマックスシリーズではファーストステージ2戦目に先発し、6回途中まで無失点の好投でファイナルステージ進出に貢献。プロ入りから4年で37勝と安定感が光る。以前から興味を示していた米大リーグ移籍については「そういう気持ちがあるというのは前々から伝えているんですけど、あまり答えたくないですね」と話すにとどめた。

来季は5年目となり、後輩も増えた。「強い意思を持って来シーズンやらないといけないなと思います。(後輩に)示せるような成績を残さないといけないと思っている」。初の開幕投手に向けても「そこを奪いにいかないといけない年にもなってきたと思いますし、そこでしっかり評価してもらっていいスタートを切れれば、自分自身乗っていけるのかなと思う」と意欲を示した。(金額はすべて推定)