球界でも異例? の“ファンクラブ会員婚”が実現した。北海道出身で、幼いころからファンクラブに入会中の日本ハム今川優馬外野手(26)が、同じくファンクラブ歴の長い道産子女子と結婚したことが15日、分かった。

入団3年目の今季、故障離脱もあって初めて0本塁打に終わった元気印は「守るべきものが出来たので、より一層、野球を頑張りたい」と、「執念」の大ブレークを期した。

野球のおかげで、運命の人を見つけた。出会いは東海大北海道時代。他校で野球部のマネジャーをしていた2学年下の後輩女子に、自然と引かれた。身長150センチほどと小柄ながら、いつも元気いっぱいの彼女にフォーリンラブ。野球好きで「今、好きな選手はDeNAの宮崎敏郎選手だそうです。渋いなと思いました」と苦笑い。普段の会話は「妻が9割しゃべっていて僕は1割くらい」という絶妙なバランスが心地よかった。

料理上手だという愛妻の祖父は、農業を営む。産地直送の野菜を使った料理は、どれもおいしく、中でもイチオシの手料理は筑前煮。「胃袋をガッチリつかまれました」と恥ずかしそうに打ち明ける声は、幸せいっぱい。「僕の仕事を理解してくれて、応援してくれる」。ベンチで張り上げる「執念!」の大声で、幾度となく若いチームを奮い立たせてきた笑顔がトレードマークのガッツマン。来季は最愛の“応援隊長”の声援を力に、持ち前のフルスイングでスターへの階段を駆け上がる。

◆今川優馬(いまがわ・ゆうま)1997年(平9)1月25日生まれ、札幌市出身。東海大四(現東海大札幌)から東海大北海道、JFE東日本を経て、20年ドラフト6位で日本ハム入団。21年9月12日にプロ初安打となる本塁打。22年は94試合に出場し10本塁打。通算135試合、打率2割1分、11本塁打、42打点。177センチ、86キロ。右投げ右打ち。

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