ハワイ優勝旅行参加中の阪神梅野隆太郎捕手(32)が、左手の順調な回復をアピールした。ハワイ時間の午前7時。宿泊先近くの公園で岩崎、岩貞、才木とキャッチボールを行い、充実の汗を流した。旅行先にも野球道具を持ち込み、しっかり状態を確認。8月13日のヤクルト戦で死球を受けて骨折した左尺骨をほぼ完治させ、熱のこもった送球を繰り返した。

「もう、全然大丈夫そうなので。あとは帰ってからになりますけど、本格的に普通通りやりたいなと思っているし、打つことに関してもしっかりやりたい」

出国前にもマシン打撃を行ったが、帰国後は練習の強度も上げていく計画だ。キャッチボールを終えると、球団のゴルフコンペにも参加。鮮やかな黄色の半袖ポロシャツ姿で、チームメートとのラウンドを楽しんだ。「充実しています」としっかりとチャージ中だ。

22年に青柳とのタッグで獲得した「最優秀バッテリー賞」の奪還にも意欲を見せた。今オフの自主トレは沖縄でDeNA山本ら捕手のみで行う予定。今季はその山本が東と同賞を初受賞した。「負けないようにという気持ちにもなるし、刺激し合うのは自分にもプラスになる。本当にしっかり鍛え上げて、来年結果を出せるようにしたい」。“梅野塾”を開講しながら、自身も若手に謙虚に学び、切磋琢磨(せっさたくま)する。

再受賞への第一関門には、坂本との正妻争いが待ち受ける。完全復活への準備を着々と進めていく。

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