10月のみやざきフェニックス・リーグで腰を痛めていた巨人浅野翔吾外野手(19)が16日、約2カ月ぶりにティー打撃を再開した。川崎市のジャイアンツ球場で自主トレし、スタンドティーで30球、フォームをじっくりと確認しながらスイング。「みんな練習してる間、リハビリがしんどかったですし、差をつけられてると思う。今から焦らずにしっかり追いつけるように頑張りたい」と前を向いた。

自主トレ期間中のオフには、岐阜県にあるミズノのバット工場を見学。間近でバット作りの様子を目にし、「手間暇かけてつくってくれてるので、そんなに簡単にバットを扱えないというか、適当な扱いをしたら職人さんにも失礼だなと。来年以降もっと道具を大事にするきっかけになったかなと思います」と感謝の気持ちを明かした。

当初は現役ドラフトでヤクルトに加入した北村拓と行く予定だったが、予定が合わずに同行は断念。春季キャンプからキャッチボール相手を務めてもらったりと、面倒を見てくれた先輩との別れに「今まで高校生で3年間はずっと一緒にやって、途中人がいなくなる辛さを経験していなかった。プロに入って広岡大志さんや石川慎吾さんにもよくしてもらっていて、どんどん抜けていく悲しさというのが大きいかなと。けど慎吾さんも見てるからってDMくれたりするので、ありがたいというか成長した姿を見せたいなというのはあります」とさみしがりながらも、恩返しの活躍を誓った。

【関連記事】巨人ニュース一覧はこちら―>