阪神梅野隆太郎捕手(32)が、来季胴上げ捕手なることを誓った。22日、大阪市内で「FM COCOLO&スカイA present 阪神タイガース Go to ARE」の収録に西勇と参加。連覇へ向け、今季成し遂げられなかった胴上げ捕手への思いを口にした。

「もちろんけがで、どうしてもうまくいかないことというか、できなかったという心残りの部分がある。そこ(胴上げ捕手)は目標にして頑張りたい」

8月13日のヤクルト戦で死球を受け、左尺骨を骨折。リーグ優勝時はリハビリに励む日々が続いていた。開幕でスタメンマスクを被っていただけに、最後まで戦い抜けなかったことが悔しい。患部の状態は順調で、西勇のインスタグラムでは打撃練習を行う姿を公開。「振れるんかな? って思った時より、だいぶ振れている」と完全復帰へ向けて準備を進めている。

打撃では再び「得点圏の鬼」になる。19年は得点圏打率が3割3分、ゲーム差なしの2位となった21年も3割2分1厘と好機で打ちまくった背番号2。勝負強い打撃を再び取り戻す覚悟だ。「ここっていう大事な場面で。勝利打点や、印象が残るところで一打を打てたら」と力を込めた。

この日は音楽をテーマに収録。「Life」などの登場曲を歌うBigfumiのスペシャルライブで来季への力をもらった。「生歌を聞けて、来年同じように向かえる力をもらえた。チャンスは大事にしていきたい」。勝利に貢献するため、攻守で勝ちにつながるプレーにこだわる。【三宅ひとみ】