中日根尾昂投手(22)が正月返上で年越しトレーニングを続ける。12月は無休でナゴヤ球場などで練習中で、年末年始についても「ずっと名古屋です。僕はずっと練習しないといけない」と明かした。12月中に地元岐阜に1度帰省する以外は「基本的にエブリデーでいきたい」と1月にかけて名古屋で汗を流し、開幕ローテーション入りを目指す。

無休で年始を過ごし、1月初旬からは2年ぶりに大阪で行われる大島の合同自主トレに参加する。「限界値を押し広げていけるように、とことん追い込んでやりたい」。野手時代の師匠に再度弟子入りし、筋力向上を図る。1月下旬までにブルペン投球も並行させるという。

22年途中に投手転向し、2年目の今季は先発専念に向けてファームで経験を積み、1軍ではシーズン終盤2試合に先発し、12回2/3を5失点(自責1)、防御率0・71と成長を見せつけた。開幕ローテ入りを目標に掲げる右腕だが、大野雄、涌井、柳、小笠原、高橋宏、梅津、メヒアらライバルがめじろ押し。「1月もしっかりやって、2月の初っぱなには、もう仕上がってる状態でいきたい」。年末年始を含めて無休自主トレで、自らのポジションを引き寄せる。【伊東大介】

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