西武投手陣が今季タイトル奪取に挑む。

勝利、防御率、勝率、奪三振の投手4部門は、昨季まで3年連続で山本由伸投手(25)が独占。最多セーブは松井裕樹投手(28)が同じく2年連続で獲得した。山本、松井のメジャー移籍が決まり、24年のタイトル争いの構図は変化してきそうなだけにピッチャー陣は一層気合が入りそうだ。

西武は昨季5位に終わったが、先発投手陣の活躍は光った。3年連続で開幕投手を務めた高橋光成投手(26)は10勝をマーク。先発に転向した平良海馬投手(24)はチーム最多の11勝、今井達也投手(25)も10勝と、3人の右腕が2ケタ勝利を挙げた。153奪三振を記録した平良は「三振でしっかりアウトを取って完璧な投球をしていきたい。1番欲しいのは奪三振」と口にするなど、タイトル獲得を目標に掲げる。

近年では中継ぎ陣が22年に平良と水上由伸投手(25)が最優秀中継ぎ投手、20年には増田達至投手(35)が最多セーブ投手に輝いている。松井稼頭央監督(48)は「タイトルを取るとなれば1年間やらないといけない。やっぱり体が非常に大事なのかなと思う」と話すなど、まずは万全なコンディションが必要になる。【山崎純一】

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