ヤクルトのドラフト1位西舘昂汰投手(22)が12日、都内で行われた新人選手研修会に出席し、講義を行った阪神などで活躍した藤川球児氏(43)に感銘を受けた。西舘は「大学の時、監督からも、野球ができるだけじゃなくて、『人として成長できるように』っていう風に言われてて、そういうのを頭に入れた時に、藤川さんもそういうことを言ってたので、改めて野球ができるだけじゃなくて、1人の社会人として成長したいなっていう風に考えました」と襟を正した。

特に「人間的な強さ」というフレーズが頭に残ったという。「諦めない選手がどの場面でも活躍するっていう風に聞いて、野球技術は必要っていうのもあるんですけど、人としてっていうところを結構、藤川選手も言われてたので、人間的な強さっていうのが必要なのかな」と肝に銘じた。「やっぱり、きつい場面ほど、人間のその本性とか素が出てくると思うので、そういう自分が苦しんだりきつい場面で、その人に寄り添える風な人間になりたいなっていう風に思う」と言葉に力を込めた。

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