DeNA三浦大輔監督(50)が18日、谷繁元信氏(53=日刊スポーツ評論家)の野球殿堂入りを祝福した。

1年目の92年シーズンから10年間ともにプレーし、バッテリーを組んだ3学年上の先輩で、配球などプロのいろはを教わった師匠的存在だった。

三浦監督は現役時代を回想し、「マウンドでよく怒られた。逆球というのもあったし、ここで1球しっかりと見せ球を使うところを勝負球でいって打たれたりしたときとか。配球の意図を理解して投げているかどうかというところで、よく怒られたのを覚えてます」と苦笑いしつつ「僕は球威もなかったですから、その中で配球コントロール組み立てていく楽しさを教えていただいた先輩です」と感謝した。

長い付き合いだからこそ、谷繁氏の返球1球1球に心情や意図を察するようになった。「(谷繁氏は)怖くないですよ。よく返球で強い球が来た時は怒っているって見られがちですけど、僕に言わしてみればそんな怒ってないです。気合入れるためにね。本当に怒っているときは山なりに返ってきます。『あ、やばいな』って。僕の中ではそういう捉え方をしてますね」と明かした。