楽天イーグルスと塩釜市は19日、スポーツ振興と青少年の健全な育成を目的としたパートナー協定締結式を同市内の杉の入小学校体育館で行った。当初は23年11月29日の開催を予定していたが、安楽智大投手(27)のパワーハラスメント騒動により、延期となっていた。

楽天森井誠之社長(49)と塩釜佐藤光樹市長(56)は、参加した同校6年生約90人の前で締結書に署名。「普段と違って、子どもたちの前でサインをするのは気が引き締まる思いが新たになる。提携を宣言した以上、野球を身近に感じてもらうためにもスクールやチアリーディングなどの機会を増やしていきたい」と森井社長。さらに、騒動による延期での開催について「子どもに対して夢を与えるのがスポーツだと思うので、反省した上で新しい体制で臨んでいこう思う」と気持ちを新たにした。

その後行われた楽天銀次アンバサダー(35)による野球教室は、同役職に就任して以来初の開催。大谷翔平投手(29=ドジャース)から寄贈されたグローブを用いてのキャッチボールやティーバッティングが行われた。

後半のトークショーでは銀次のこれまでの経験を踏まえ、努力の大切さなどが語られた。野球教室を終えた銀次は「1番伝えたいのは、コツコツとやることがすごく大事ということ。野球以外でも何に対しても一流になってほしいので、意識してこの先を歩んでほしい」と次世代を担う子どもたちへ期待を寄せた。【木村有優】

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