中日根尾昂投手(23)が沖縄キャンプの目標を実戦での「好結果」に絞った。投手としては初めて1軍北谷組に選出された右腕は28日、ナゴヤ球場で自主トレ。「実戦で結果を出す。そのための準備をしっかり進めていきたい」とキャンプ目標を力強く語った。

年明けから大島の元で行った自主トレで語っていた「初日からブルペンに入ってしっかりアピールできるようにしたい」としていたキャンプテーマが、1軍北谷組に決まったことでより明確となった。

キャンプ期間中に与えられる実戦機会は練習試合、オープン戦など2、3試合。柳、小笠原、高橋宏、メヒア、涌井、大野、梅津、福谷、松葉、仲地ら先発ローテ候補はズラリと並ぶ。昨年から先発として挑戦中だけに、激しい争いに生き残るためには内容と同時に結果も求められる。

根尾をキャンプ1軍メンバーに組み入れた立浪監督は「昨年、2試合先発していいものを出してくれた。先発の1人に入ってきて欲しい」と期待を寄せる。投手転向3年目。期待の星が勝負に出る。

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