西武を22年シーズン限りで現役引退し、昨季は「球団本部ファーム・育成グループ付兼バイオメカニクス兼若獅子寮副寮長」を務めた武隈祥太氏(34)が、今季は「球団本部ハイパフォーマンスグループ付バイオメカニクス担当兼ファームコンディショニングチェック担当」を務めることが1月31日、分かった。

ファンの間でも話題になる長い役職名について昨季は「まぁ、バイメカです」と話していた武隈氏はこの日、日刊スポーツの取材に「はい、ちょっと長くなりますね」と、役職名が15文字増の48文字となることを認めた。「あれ、育成グループも? とにかくいろんな組織に入ってます。今年も変わらずやりたいと思います」と、2月のキャンプインを前に淡々と意気込みを口にした。

背番号48を付けての現役生活を22年シーズンで終えると、武隈氏にあこがれる今井が背番号を11から48に変えた。育成投手だった豆田にも「その投げ方でやってみれば?」とさらっと伝え、結果的に支配下契約につながるヒントになった。裏方役ながら個性的なビジュアルも合わせ、チーム内で強い存在感がある。

新人合同自主トレ最終日の30日には、ルーキー打者らを相手に「バッティングピッチャー」も務めた。武隈氏は「ボランティアです」と新職就任は否定した。【金子真仁】

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