昨オフの右肘クリーニング手術から復帰を目指す広島大瀬良大地投手(32)が3日、キャンプ地に持ち込んだアイテムを披露した。ウオーミングアップ前の雨天練習場で、体幹を高め、インナーを強化する「トランクソリューション」を装着。ウオーキングやチューブトレーニングを行った。

「ちょっと胸郭を押してくれるので、自然と反発させようと整って、歩いたりすることで体幹が鍛えられるというか、動きが出るようになる。あれを着けて歩いただけでも、肩周りの可動域が広がっている感覚がある。やる前と後でも違う」

リハビリ段階にある今だけに効果があるのではなく、復帰後のパフォーマンスにも効果が見込める。「よりいい体で戻るのが、ケガをしてからの目標のひとつ。そういった意味でもいろんなものを聞いたり勉強して、使ってみたいのがあれだった」。オフから継続して使用しており、キャンプ地にも持ち込んだ。

この日はブルペンの傾斜を使った投球を再開する見込みと、ここまでリハビリは順調だ。「明日の反応を確認して、次のクールで(受ける捕手は)ひざ立ちになのか、座ってになるのか、に移行しようかなと思っています」。新アイテムとともに、完全復活への歩みを進める。

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