広島春季キャンプは7日、第2クール2日目を終えた。東光寺球場での2軍キャンプではドラフト1位の常広羽也斗投手(22=青学大)がキャンプ2度目のブルペン入り。天福球場ではシート打撃が行われ、8投手が登板。侍ジャパンの井端監督が訪問した。午前中は東光寺球場を視察した新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。
-常広の投球について
新井監督 やっぱりいい球を投げるなと思って、見ていました。本人に聞いても、体調は全然、大丈夫。練習もできているし、体調も問題ないですということだったので、ちょっと考えようと思う。合流も考えようと思います。
-常広投手の特徴をどう見たか
新井監督 リリースの強さかな。(フォームが)ゆったりして、リリースの瞬間の強さがある。すごくいいものを持っているなと思いました。球に伝える、最後の指先の伝え方というのが素晴らしいと思います。
-今キャンプ初の実戦形式のシート打撃が行われた
新井監督 全体的に投手が良かったと思います。野手はどうしても最初は(投手の球に目が)慣れるまで、感覚を戻すまでに時間がかかる。(打者の)結果について今どうこうというのはない。投手はみんないい球を投げていたと感じました。
-打者の中で目立った選手は
新井監督 石原は秋のキャンプでもずっといいスイングをしていた。継続して、今日もいいスイングをしていた。秋は実戦で4割以上(の打率を)残したんじゃないかな。成長を感じます。
-石原が出てくると捕手争いも激しくなる
新井監督 そうですね。もともとディフェンス面でいいものを持っている。プラス、秋から打撃面も成長している。いいアピールをしてくれていると思います。
-侍ジャパンの井端監督が田村を評価した
新井監督 素直にうれしい。自分のチームの選手が代表の監督さんに褒めてもらうのは、自分の子どもが褒められているような。素直にうれしい。
-多くの選手が最終候補入りする。開幕前の3月に選手が抜けることはチームにとって痛いが、選手にはプラスか
新井監督 もちろん、もちろん。代表のユニホームはなかなか着ることできないし、日の丸を背負ってプレーすることは本人のキャリアにおいてすごくいい経験になる。たくさん選んでいただきたい。