イースタン・リーグのオイシックス新潟アルビレックスBCは1次キャンプ6日目の7日、ハードオフ新潟の室内練習場で全体練習を行った。昨季主将を務めた3年目の藤原大智内野手(24)が順調な仕上がりを見せている。独立リーグのBCリーグでは2年続けて打率3割3分を超えた。NPB経験者の野手5人が加わった今季、競争を勝ち抜き、プロ入りへアピールする。

  ◇  ◇  ◇

ティー打撃の最中、藤原がウインドブレーカーを脱いで練習着1枚になった。ハードオフ新潟の室内練習場は日が差さないため、空気は一日中冷たい。その中で汗ばむほどスイングを繰り返す。「調子はまあまあ」。チームでただ1人のスイッチヒッター。右打席で打ち込む合間に左打席のスタンスを確認するなど、丁寧にメニューを消化した。

元NPBの新戦力のうち、内野手は元DeNA田中俊太(30)と元オリックス園部佳太(24)の2人。練習時にキャッチボールをする田中からは、グラブさばきのアドバイスをもらった。外野手の元阪神高山俊(30)には打席での意識を質問した。「基本はセンターを中心に打ち返すこと。一致していた」。刺激は多い。ただ、「(NPB経験者は)ライバルだと思っている」と競争心も忘れない。

在籍3年目。「イースタンで結果を出せなければ、1軍では活躍できない」。BCリーグの1年目に3割3分7厘、2年目の昨季は序盤戦に負傷し2カ月離脱も、3割3分9厘をマークした。ステージが上がった今季、打率3割、本塁打10本、盗塁40以上を必達ラインに設定。到達はNPBへの絶好のアピールになる。

昨季、故障中にフォームを改造。投手に向いていたバットの先を立てるようにした。チーム合流前の1カ月間、炭水化物の摂取を昼食だけにして体を絞った。準備にぬかりはない。「今季は、自分にとってチャンスでしかない」。ポジティブに開幕に向かって進む。【斎藤慎一郎】