広島は15日、沖縄市での2次キャンプ初日を迎えた。開幕投手候補の大瀬良、九里らがブルペン入り。ともにそれぞれ今キャンプ最多となる球数を投じた。メイングラウンドでは河野、アドゥワ、内間の3投手が実戦打撃に登板。打者は各シチュエーションでサインに応じた打撃を行った。沖縄キャンプ初日を終えた新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。
-九里投手がブルペンで120球の投げ込み
新井監督 非常に状態がいいんじゃないですか。キャンプ初日からブルペンに入っているし、昨年のこの時期よりはるかに状態がいいようにこっちは見ています。
-大瀬良投手も変化球を交え58球
新井監督 そのあたりは彼がトレーナーとコンディショニング(コーチ)と、しっかりと段階を追ってやっていきましょうということなので。こちらからは「とにかく焦らないように」と言っている。でも、すごく順調、当初のプラン通りに来ているという報告は受けています。
-術後の大瀬良投手へのアプローチは
新井監督 焦らなくていいぞ、と。特に沖縄に来て温かいと体が動いてくるので、「いける」と思ってちょっとオーバーペース気味になりがちなので。彼も(クリーニング手術が)3回目なので、そこは慎重に行ってほしいと伝えている。
-順調にいけば開幕に間に合う手応えを本人は話していた
新井監督 (手応え)あるんじゃないの。あると思う。しゃべっていても「プラン通りにきている」と言っているし、いい表情をしている。開幕(ローテ)ありきじゃないけど、間に合ってくれるに越したことはない。そのあたりもトレーナーとコンディショニングコーチと常に情報を聞きながら決めていきたいと思っています。
-常広投手が今日もノースロー
新井監督 全然、予定通り。ブルペンに入っても入らなくてもいいし、まずは体をしっかりとつくってから。「焦らなくていいよ」と言っている。
-午前中には実戦打撃。昨年より早い時期に投手を相手にした
新井監督 得点力を上げないといけないというのがあるので、ヒットを打つとか、ホームランを打つとか、ただ打つだけじゃなく、ケース打撃も今年はたくさんあるかもしれない。準備をしておきなさいよ、ということ。打撃投手が投げる球だと、どうしても練習のための練習になるので投手にお願いした。実際に投手が投げる球でこちらが指示を出す。エンドランにしても、バスターエンドランにしても、スクイズにしても、実際に本当のピッチャーが投げる球でどれぐらい対応できるのかを見てみたかったのもあります。
-外国人選手も含め全員、打席に立った。全員にエンドランのサインが出る可能性がある
新井監督 全員ある。どんな選手でも、何が(サイン)出るか分からないし、対応できるようにしてもらいたい。
-広島伝統の足を絡めた攻撃
新井監督 もちろん昨年同様、今年もガンガン次の塁を狙ってくれと。プラスまだまだ動きを出していこうかなと。リスク上等でガンガンに、昨年以上に引っかき回して得点を取っていきたいと思っている。