今季から先発に転向するソフトバンクの2年目右腕、大津亮介投手(25)が新球への手応えを明かした。宮崎キャンプ5度目のブルペン入り。持ち球7種類を含む計68球を投じ、オフに習得した「真(ま)っチェ」と呼ぶ120キロ台のチェンジアップにうなずいた。「遅い真っすぐ。自分のものになっている」。最速151キロ直球に緩急をつける狙い。元オリックス金子千尋氏(40=日本ハム2軍投手コーチ)のチェンジアップをイメージしたものだ。

17日のキャンプ初の紅白戦では2球ほど試投。「投球に奥行きを出す球がこれしかない。打者のタイミングを崩せる」と納得の表情を浮かべる。倉野1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターからも「絶対、使った方がいい」と太鼓判を押された。日本製鉄鹿島からドラフト2位入団した昨季は、新人ながらリリーフで46試合に登板。2勝0敗13ホールド、防御率2・43の安定感を示した。背番号26は「オープン戦でも使っていく」と「真っチェ」武器に、開幕ローテーション入りを目指す。【佐藤究】

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