日本ハム新庄剛志監督(52)が22日、今年初めて2軍の沖縄・国頭キャンプを訪れ、昨春のキャンプ初日の紅白戦で初球を投げた後に右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂した斎藤友貴哉投手(29)のライブBPを視察した。

打者5人に対して25球を投げ、安打性は1本。最速154キロをマークした投球を見た新庄監督は「ちょっと斎藤君は投げ急ぎというか、リリースポイントが安定してなく、ちょっと肩が開いて、バッターから見やすいボールを投げてたかな。でも、1年ぶりにね、ああいうマウンドに立って、バッターを相手にしたらああなりますよ。これからね、修正していけば全然、1軍で活躍できるピッチャーなんで、それは心配していないです。いいボール、ありましたもんね。154。最速ね。ま、彼なら156、7ぐらいね、投げてくれたら十分じゃないですか」と評価した。

故障した昨春キャンプの紅白戦以来となる、打者相手の実戦形式の投球だった斎藤は緊張はしたというが、「投げられただけで100点満点です」と笑顔で振り返った。

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