阪神は序盤の失点が響き、シーズン開幕戦の前哨戦となる対巨人のオープン戦初戦を勝利で飾れなかった。

先発の伊藤将司投手(27)が初回、巨人打線に7安打を浴びてプロ入り後自己ワーストとなる7失点。Gキラーがまさかの立ち上がりとなった。

打線は2回から反撃を開始。2回2死無走者からの3連打で1点を返し、3回には佐藤輝明内野手(24)がオープン戦1号2ランを決めた。巨人2番手赤星の初球145キロストレートを捉え、右中間席に大飛球を運んだ。伊藤将は2回以降は本来の安定感を取り戻し、2、3回は完全投球で投げ終えた。

救援陣は7回に登板した湯浅京己投手(24)が先頭から3連打を浴びるなど、4安打を浴びて2失点。打線は昨季まで阪神に所属したケラーなど巨人救援陣の前に反撃を阻まれたが、8回に代打ヨハン・ミエセス外野手(28)がオープン戦1号ソロで意地を見せた。チームは宿敵巨人を相手に今春の対外試合初黒星を喫した。

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