巨人育成の京本真投手(20)と中田歩夢内野手(19)が支配下登録されることが5日、分かった。近日中にも正式発表される。

189センチの長身右腕・京本は、そのまま勝ちパターンの一角を担う可能性も十分にある。3年目の今季は実戦5試合で5回1安打無失点。台湾での3日楽天モンキーズ戦は9回を任され、無失点で締めた。最終回の起用を、杉内投手チーフコーチは「一番緊張するところだから、あえて投げさせている」と説明していた。大事な場面を託す候補に入る。

明豊で21年センバツ準優勝し、同年の育成ドラフト7位で入団。昨季はイースタン・リーグでチーム2位の76回1/3に登板し、5勝4敗、防御率2・36だった。今季は2月11日紅白戦で自己最速を2キロ更新する152キロをマークするなどアピール。同13日から1軍に昇格し、戦力と認められた。

中田は東奥義塾から22年育成ドラフト4位で入団。昨季は同リーグ5試合で3打数1安打と主に3軍戦に出場した。秋季練習で阿部監督の目に留まり、打撃が向上。春季キャンプは那覇での2次キャンプから1軍に昇格し、実戦6試合で8打数2安打2打点だった。2人の若武者が加わり、支配下登録枠は65人となった。

◆京本真(きょうもと・まこと)2004年(平16)2月6日、大阪府生まれ。中学時代は大淀ボーイズ所属。3年夏のジャイアンツ杯でV。明豊では1年秋からベンチ入り。2年秋から主将を務め、3年春はセンバツ準V。21年育成ドラフト7位で巨人入団。189センチ、80キロ。右投げ右打ち。

◆中田歩夢(なかた・あゆむ)2004年(平16)6月27日、青森県生まれ。小3から野球を始め、中学時代は軟式野球部所属。東奥義塾では内野手兼投手としてプレー。1年夏からベンチ入りも甲子園出場はなし。高校通算23本塁打。22年育成ドラフト4位で巨人入団。172センチ、77キロ。右投げ右打ち。

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