右肘クリーニング手術からの復活を目指す楽天田中将大投手(35)が、今季3度目の実戦で好投した。前回登板から中6日で先発。今季最長の3回を39球、3安打1失点に抑え「順調に1つ1つステップは踏めてるなっていう。毎度、繰り返しのように言ってしまってますけど、いい感じで来てるかなと思います」と振り返った。

初回は渡部を二ゴロ、西野を一ゴロ、紅林を三ゴロと打たせて取り、わずか7球で3者凡退。2回も西川、太田を遊ゴロ、野口を左飛に仕留めた。3回は先頭佐野に中越え二塁打を浴び、なおも1死一、三塁から渡部に先制適時打を許したが、最少失点で切り抜けた。

今季の実戦は2月24日中日戦(北谷)が1回11球で2安打無失点、3月6日阪神戦(甲子園)が2回26球で2安打1失点だった。前回、前々回と最速は141キロ。この日は3回2死一、三塁、紅林への4球目で146キロをマークした。「本当に出てんのかどうかちょっと分かんないですけど。登板2日前のブルペンでも球速は出てきてはいたので、上がったのかなとは一応思っときます」と話した。

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