エースの帰還は、そう遠くない。右肘の違和感で2軍調整中のヤクルト小川泰弘投手(33)が、来週中にも実戦復帰を果たすことが20日、分かった。

小川はこの日、埼玉・戸田球場で故障後初めて傾斜を使った投球練習。6割程度の力で立ち状態の相手に直球、カーブを28球投じた。今後のステップとしては近日中にブルペン入りし、球数を増やしていく。状態が良ければ26日からのイースタン・リーグ巨人3連戦(戸田)、または30日からの同DeNA2連戦(同)で、球数制限を設けて登板する見込み。順調な経過で、4月中にも1軍復帰の道筋が見えてきた。

小川は予定していた8日の阪神戦(甲子園)の登板を回避。以降は6日間、ノースロー調整が続いていた。それでも、軽症だったようで、すぐさまキャッチボールを再開。残念ながら4年連続8度目の開幕投手の座は断念し、12年目となる今季は開幕を2軍で迎える。それでも、焦りはない。この日の練習後に「状態も悪くないので、飛ばしすぎず、しっかり段階を踏んでやっていきたいです」と先を見据えた。無駄な時間とせず、強くなって戻って来る。

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