中日が昨年開幕戦以来の貯金を逃した。22年トミー・ジョン手術から昨季終盤に戦列復帰した梅津晃大投手(27)が初先発したが、6回2失点。打線は巨人先発菅野らの前に4安打無得点と沈黙し、昨年5月以来の本拠地での同一カード3連戦3連勝も逃した。

初回を完全投球で発進した梅津が、3回につまずいた。先頭菅野に四球を与え、1死二、三塁のピンチに。丸を遊ゴロに打ち取ったが、続く岡本和に二塁打を許し2点を失った。

その後は粘った。立浪監督は「6回で2点だから。(初登板の)緊張感もあったろうし、本人も課題はわかっている。もったいない点の取られ方をした。その辺は次に生かしてくれれば」と、自己最速タイの155キロをマークした先発右腕を評価。7回以降も無失点を続けた梅野、松山、祖父江も「9回で2点」とねぎらった。

だが、巨人菅野の前に打線は4安打無得点と沈黙。開幕からフル出場を続ける主砲・中田の開幕からの連続安打も5で止まった。今季初の0封負け。立浪監督は「チャンスらしいチャンスがほとんどなかった。(菅野を)うまく序盤に崩せなかったのは、今日の反省点。毎回、点が取れるわけじゃないけど、また当たる相手なんで、次はやり返せるようにやっていきたい」と気持ちを切り替えた。

▽中日梅津(3回、先頭菅野への四球から2点を失い6回2失点で1敗)「菅野投手へ四球を出してしまい流れを変えてしまいました。反省しています」

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