日本ハムはリリーフ陣が踏ん張りきれず、勝てば首位浮上の一戦を落とした。

試合前から雨が降り続く悪条件下でプレーボール。先発の北山亘基投手(25)は、序盤制球に苦しみ3回までで3失点。だが、4回以降は立ち直り、5回2/3で10三振を奪い、3失点にまとめた。

打線は1回に万波の特大ソロで先制。2点をリードされた3回には郡司のソロで1点差。1死満塁から、「6番左翼」でプロ初出場初スタメンを果たした水谷瞬外野手(23)の、初安打初打点となる適時打で同点に追いついた。

4回以降は両チーム無得点。7回からリリーフしたマーフィーが連打を浴びた。2本の安打で1死一、三塁とされると、2番今宮、4番山川にそれぞれ適時打を浴び、3点を勝ち越された。

反撃したい打撃陣は、ソフトバンクのリリーフ陣から得点を奪えなかった。3点差の9回は2死一、二塁で4番マルティネスに回るも中飛に倒れ、ゲームセット。マルティネスはこの試合を終えて打率8分6厘と低調が続いている。

新庄監督は、痛打を浴びたマーフィーについて「ボールは悪くないですけどね。捉えられてるってことは、まっすぐ一本に張られてるのか、ボールが見やすいのか…ちょっとわからないですけど」と分析した。試合全体を振り返り「粘った粘った。良い粘りしてますよ」と北山の投球と、9回の打線の好機演出を評価した。

試合前時点で1位ソフトバンクとのゲーム差は0・5で、勝てば19年6月14日以来、1763日ぶりに首位へ浮上する一戦だった。

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