おかわり君こと西武中村剛也内野手(40)が、40代選手初となる5試合連続二塁打をマークした。オリックス戦に3番指名打者で先発出場。1回1死二塁で回った第1打席でその一打が飛び出した。カウント2-1から、相手右腕カスティーヨの4球目をとらえ、左翼線を破る先制の適時二塁打。「打ったのはスライダー。ランナーをかえすことができてよかった」と振り返った。

5試合連続の二塁打は、昨年9月30日~10月7日にソフトバンク柳町が最後に記録しているが、40代選手が記録したケースは過去にはなく、新たな記録を刻んだ。プロ23年目のベテランスラッガーは、前夜に同学年のオリックス守護神平野佳から左越えに今季第2号の1発を放っており、連夜の活躍で存在感を示した。

23日同戦でチームは4安打1得点、24日の試合では開幕から4番を務めてきたアギラー、源田、外崎の主力がスタメンから外れるなど大幅な打線組み替えも、延長10回サヨナラ負けに終わっていた。打線にいまひとつ元気がなく苦しむ状況だったが、頼れるおかわり君のバットが、20日楽天戦以来4試合ぶりとなる先制点をもたらした。【山崎純一】

【動画】西武中村剛也が5試合連続のツーベースヒット 40代では初 衰え知らずのおかわり君