“みずペイ1号”を狙う!? ソフトバンク山川穂高内野手(32)が26日、記念すべき1発に意欲を燃やした。「普通に打つと思いますけど…。結果的にそうなればうれしい」。27日の西武戦は「みずほペイペイドーム開幕戦」。名称変更後初の本拠地1号で“どすこいポーズ”を決めたいところだ。

「○○1号」には何かと縁がある。西武時代だった19年5月1日には日本ハム戦で「パ・リーグ令和1号」を放った。22年3月26日は「ベルーナドーム」に名称変更後、初本塁打を記録。今季はオリックスとの3月29日の開幕戦で「チーム1号」をかっ飛ばした。節目の一戦にはめっぽう強い。自然と期待も膨らむ。

簡単にはいかない。相手先発マウンドにはエース級の西武今井が立ちはだかる。前回対戦となった4月12日は3打数1安打。2打席はともに空振り三振に倒れた。「どの球種もキレっていう表現がまさに正しい。佐々木朗希(ロッテ)、山本由伸(ドジャース)に匹敵する球を投げている」。自身はここまで打率2割3分3厘も、5本塁打と27打点はリーグ2冠の数字。調子も右肩上がりだが「調子が良くても簡単には打てない。こっちも必死にやっていきたい」と謙虚さは忘れない。

ロッテとの敵地3連戦を終え、この日千葉から空路で帰福。その後は新名称となったドームに姿を見せた。室内練習場でマシン相手にバットを振り込み「休みの日はいつも来ているので。自分のいい感覚の調整」。打撃の準備に余念はない。休日返上が当たり前かのようにそう言って、球場を後にした。【佐藤究】

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