DeNA度会隆輝外野手(21)が右拳を突き上げた。2点リードの5回1死三塁、西武高橋の153キロ直球に振り負けなかった。投手の足元を抜くお手本のような中前適時打。「良い形で今日も打てた。高橋投手はプロ野球でも屈指の方なので、そういう方から打てて良かった」とうなずいた。
絶好調で戻ってきた。約1カ月の2軍調整から1軍再昇格後は打率4割9厘、7打点。3回1死一、三塁の三ゴロで敵野選の間に挙げた打点で5試合連続打点とした。球団では51年矢野、60年黒木に並ぶ新人最長記録。「状態はいい。打撃も守備も走塁も、考えてやることはできている。もっと野球を考えてできるように頑張りたい」と頭で汗をかき、2番の役割を果たし続けている。
現役時代、ヤクルトで活躍した父博文さん(52)はこの日もスタンドでプレーを見届けた。父の日当日の16日も来場予定。11日ロッテ戦では父譲りのヘッドスライディングでチームの士気を高めるも、腕は摩擦で傷だらけ。大きなばんそうこうでカバーして全力プレーを続ける息子は「打つのが一番のプレゼントだと思うので頑張ります」とグラウンドで父に感謝を示す。
チームは今季最長を更新する6連勝で、5月23日以来23日ぶりに借金を完済。5月7日以来のAクラスとなる3位に浮上した。「残り80試合、あっという間に終わってしまうと思う。1日1日悔いのないようにやりたい」と度会。好調なチームとともに勢いを加速させていく。【小早川宗一郎】
▼ルーキー度会が11日ロッテ戦から5試合続けて打点をマーク。新人の5試合連続打点は98年高橋(巨人)以来。DeNAでは大洋時代の51年矢野、60年黒木基に並ぶ最長記録。



