出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する現役ドラフトが、今日9日に行われた。午後1時からオンラインによる非公開で開催され、必ず全球団が1人は出て、1人は入る仕組みで今年で3回目。一昨年は阪神大竹耕太郎投手(前ソフトバンク)、中日細川成也外野手(前DeNA)、昨年は日本ハム水谷瞬外野手(前ソフトバンク)が指名され新天地で大ブレーク。彼らに続く「掘り出し物」は出るのか。
NPB公式HP一時つながりにくく、現役ドラフトの結果発表期待しアクセス集中
もはや「禁断」ではない?TG間移籍 大山悠輔流出防いだ阪神が巨人畠世周獲得
例年より遅い結果発表にXでは「選手と連絡」など話題 予想や考察で盛り上がる
24年現役ドラフトの結果
巨人
24年獲得選手 田中瑛斗投手(日本ハム)
現役ドラフトで日本ハム田中瑛斗を獲得「新天地で活躍する姿を見せて恩返ししたい」
22年獲得選手 オコエ瑠偉外野手(楽天)
移籍1年目の昨季は41試合に出場し打率235、2本塁打、6打点。2年目の今季はキャリアハイの68試合に出場し打率261、3本塁打、13打点。9月7日のDeNA戦ではプロ初のサヨナラ弾を放つなどリーグ優勝に貢献した。推定年俸は950万円→1200万円→2400万円と連続アップ
23年獲得選手 馬場皐輔投手(阪神)
今季は1試合の登板にとどまり2/3回を1安打無失点。600万円減の推定2900万円で契約更改
阪神
24年獲得選手 畠世周投手(巨人)
現役ドラフト巨人の畠世周獲得 昨年巨人移籍の馬場皐輔に続いてTG間移動
22年獲得選手 大竹耕太郎投手(ソフトバンク)
移籍1年目の昨季12勝を挙げリーグ優勝に貢献、球宴にも初出場。2年目の今季も11勝を挙げた。推定年俸は2000万円から6700万に増。来季年俸もアップが予想される
23年獲得選手 漆原大晟投手(オリックス)
開幕1軍入りを果たしキャリアハイの38試合に登板、1勝4敗5H、防御率3・89。1050万円増の推定年俸2500万円で契約更改
DeNA
24年獲得選手 浜地真澄投手(阪神)
現役ドラフト獲得の阪神浜地真澄 実家は福岡の酒造会社、2年前は防御率1.14
22年獲得選手 笠原祥太郎投手(中日)
移籍1年目の昨季は2試合に登板し0勝2敗、防御率4・50。オフに戦力外となり台湾プロ野球へ。今季途中からはオイシックスでプレー
23年獲得選手 佐々木千隼投手(ロッテ)
今季は28試合に登板し0勝1敗1S6H、防御率1・95。貴重なリリーバーとして投手陣を支えた。500万円増の推定3500万円で契約更改
広島
24年獲得選手 【1巡目】山足達也内野手(オリックス)【2巡目】 広島 鈴木健矢投手(日本ハム)
現役ドラフトでオリックス山足達也&日本ハム鈴木健矢を獲得 矢崎拓也がヤクルトへ
22年獲得選手 戸根千明投手(巨人)
移籍1年目の昨季は24試合に登板し1勝0敗5Hも2年目の今季は1軍登板なし。戦力外通告受け自由契約に
23年獲得選手 内間拓馬投手(楽天)
1軍登板なしに終わる。戦力外通告受け自由契約
ヤクルト
24年獲得選手 矢崎拓也投手(広島)
現役ドラフト広島矢崎拓也獲得 高津監督「バッターとしてはなかなか打ちづらい球」
22年獲得選手 成田翔投手(ロッテ)
移籍1年目の昨季は3試合の登板に終わり戦力外に。合同トライアウト受験もNPB球団との契約には至らず
23年獲得選手 北村拓己内野手(巨人)
今季は48試合に出場し打率125、1本塁打、4打点。7月6日の古巣巨人戦で移籍初アーチを放った
中日
24年獲得選手 伊藤茉央投手(楽天)
楽天伊藤茉央を獲得「どんどん自分をアピールして、思いきりやるだけ」現役ドラフト
22年獲得選手 細川成也外野手(DeNA)
移籍1年目の昨季大ブレーク。140試合に出場し打率253、24本塁打、78打点で球宴初出場。2年目の今季も143試合フル出場で打率292、23本塁打、67打点。現役ドラフト組では初のベストナイン選出を果たす。推定年俸も990万円→4500万円→9200万円と大幅アップ
23年獲得選手 梅野雄吾投手(ヤクルト)
今季は18試合に登板し1勝0敗、防御率4・15。300万円減の推定2500万円で契約更改
ソフトバンク
24年獲得選手 上茶谷大河投手(DeNA)
吉田賢吾が日本ハムへ DeNA上茶谷大河を指名 現役ドラフト
22年獲得選手 古川侑利投手(日本ハム)
移籍1年目の昨季は9試合に登板し勝敗なしの防御率4・50。今季は1軍登板なしに終わり戦力外となり現役引退
23年獲得選手 長谷川威展投手(日本ハム)
今季はキャリアハイの32試合に登板しプロ初勝利を含む4勝(0敗)をマーク。防御率2・49。1730万円増の推定2500万円で契約更改
日本ハム
24年獲得選手 吉田賢吾捕手(ソフトバンク)
吉田賢吾が日本ハム移籍「どうしよう…」新天地に移る前の悩みとは?
22年獲得選手 松岡洸希投手(西武)
1、2年目とも1軍登板なし。現状維持の推定600万円で契約更改
23年獲得選手 水谷瞬外野手(ソフトバンク)
プロ6年目の今季1軍デビューを果たすと大ブレーク。97試合に出場し327打数94安打、打率287、9本塁打、39打点。交流戦ではMVPに輝き球宴も初出場。2140万円増の推定2700万円で契約更改
ロッテ
24年獲得選手 石垣雅海内野手(中日)
22年獲得選手 大下誠一郎内野手(オリックス)
1年目は23試合、2年目の今季は22試合に出場。現状維持の推定800万円で契約更改
23年獲得選手 愛斗外野手(西武)
今季は52試合に出場し打率188も交流戦の阪神戦でサヨナラ安打を放ちチームの11連勝に貢献。300万円ダウンの推定2600万円で契約更改
楽天
24年獲得選手 柴田大地投手(ヤクルト)
ヤクルトから今オフ“3人目”の補強 4年目右腕の柴田大地を獲得 現役ドラフト
22年獲得選手 正隨優弥外野手(広島)
移籍1年目の昨季は1試合の出場に終わり戦力外となり現役引退
23年獲得選手 桜井周斗投手(DeNA)
今季は8試合に登板し0勝0敗、防御率8・44。戦力外通告を受け自由契約に
オリックス
24年獲得選手 本田圭佑投手(西武)
現役ドラフト西武の本田圭佑獲得 背番号60 福良GM「真っすぐいい」
22年獲得選手 渡辺大樹外野手(ヤクルト)
移籍1年目は49試合に出場も2年目の今季は1試合に出場したのみ。戦力外通告を受け自由契約に
23年獲得選手 鈴木博志投手(中日)
今季は32試合に登板し1勝1敗9H、防御率2・97。契約更改では1450万円増の推定年俸2700万円でサイン。来季から登録名を「博志」に変更
西武
24年獲得選手 平沢大河内野手(ロッテ)
15年ロッテドラ1平沢大河を獲得、今季は1軍出場なし 現役ドラフト
22年獲得選手 陽川尚将内野手(阪神)
移籍1年目の昨季が9試合、2年目の今季は11試合に出場も戦力外通告。現役を引退し来季から阪神のアカデミーコーチに
23年獲得選手 中村祐太投手(広島)
今季はキャリアハイの27試合に登板。0勝1敗、防御率3・09。500万円アップの推定1500万円で契約更改
現役ドラフトとは
日本プロ野球選手会の要望に日本野球機構(NPB)が応じ、約4年間の話し合いの末、22年12月から導入された。各球団は契約保留選手名簿の中から、外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手など8項目にあたる選手をのぞき、指名対象選手を2人以上(来季年俸5000万円以上1億円未満を1人含む場合は3人以上)を事前に提出。各球団は全体の対象選手リストの中から指名希望を議長に通知する。他球団からの希望をもっとも多く集めた球団が暫定指名順位1位となり、最初に指名する。指名された球団が次に指名する流れを基本とし、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る仕組みとなっている。希望した球団により、2巡目まで行われる。
現役ドラフトの対象外選手
(1)外国人選手
(2)複数年契約選手
(3)来季年俸5000万円以上の選手(1人は5000万円以上1億円未満も可)
(4)FA権を行使したことのある選手
(5)FA資格選手
(6)育成選手
(7)前年シーズン終了後にトレードで獲得した選手
(8)シーズン終了後に育成から支配下になった選手
現役ドラフトの対象となりえる選手
指名の流れをシミュレーション
指名の流れをシミュレーションする(※イラスト参照)。簡易的に6球団としている。
(1)他球団から集めた獲得希望が最多のBが暫定指名順位1位に。議長に事前通知した選手の指名が可能な場合は、その選手を指名しなければいけない。Bは通知通りA<1>を指名。
(2)指名順は、指名された選手を出したAに移る。Aは通知通りB<1>を指名。
(3)Bは既に指名を終えているため、まだ指名をしていない残りの4球団(C~F)のうち暫定指名順位最上位のDに指名順が移る。Dが事前通知した選手(B<3>)の所属球団(B)は既に選手が指名されているため、Dは通知通りの指名は不可。そこで、まだ選手を指名されていないC、E、FからC<1>を指名。
(4)指名順はCへ。同様に事前通知したB<1>は指名できないため、E<1>を指名。
(5)指名順はEへ。通知通りならD<2>の指名となるが、指名順が最後から2番目の球団は必ず指名順最後の球団から指名しないといけない(各球団が必ず1人は指名し、1人は指名されるようにするため)。そこでF<1>を指名。
(6)Fは最後に残ったDから通知通り<1>を指名。





















