仙台6大学の春季リーグが11日に開幕した。昨春、日本一に輝いた東北福祉大が宮城教大に14-0の7回コールド勝ちで白星発進。先発の猪俣駿太投手(4年=明秀学園日立)が5回無安打6奪三振無失点。「ドラ1」を目標に掲げる最速155キロ右腕にとっても好スタートとなった。東北学院大は東北工大を3-1で退けた。
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初の開幕投手を任された東北福祉大・猪俣は「いい入りができたことが今日一番良かったところです」と話した。これまでの課題は立ち上がり。「探り探りで投げてしまっていました」と昨秋までを振り返った。それでもこの日は連続三振を含む3者凡退で幕を開け、球速も150キロを超えた。「1球目から強い球を投げられましたし、自分のやりたいことができました」と成長を実感した。
ドラフト1位で指名を受けるためには-。ここまで突き詰め続けてきたことだ。さらに考えるきっかけになったのは、1学年上で昨年のエース桜井頼之介(22=現中日)の2位指名だった。春は日本一投手に輝き、絶対的な存在だった。「(桜井)頼さんでも2位だったので、それ以上にもっと何かをしなくてはいけないと思いました」。肩を並べるだけではなく、超えるべき存在となった。
課題は最後まで安定して投げ続ける力だ。「高出力を出し続ける分、最後はバテてしまうことがまだあるので、出力をコントロールする力をつけていきたいです」。さらに、打者の反応を見ながらの対応など、細かい部分も突き詰めていく。「技術的なことを伸ばしつつ、根本的な体の強さも強化していきたいです」と力を込めた。
2年春から経験を積んできた右腕。ラストイヤーを迎え、顔つきはさらにたくましくなった。「経験者として自覚が芽生えました。自分が引っ張るという思いを持ちつつ、やるべきことはしっかりやっていきたいです」。さらに、昨春の優勝メンバーも多く残っているからこそ、春連覇への思いは膨らむ一方だ。「下級生たちにも背中をみせたいので、今年も勝たなくてはいけないと思っています」。強くあり続けるチームを作り上げていく。【木村有優】
◆猪俣駿太(いのまた・しゅんた)2004年(平16)9月8日生まれ、福島県喜多方市出身。小2から野球を始め、中学は喜多方ボーイズでプレー。明秀学園日立では2年秋から、東北福祉大では2年春からベンチ入り。同秋と3年春はベストナインと最優秀投手の2冠に輝いた。185センチ、83キロ。右投げ左打ち。最速155キロ。



