ロッテが今季最長の4連勝を飾った。同一カード3連勝は今季初。
先発の広池康志郎投手(23)は7回7安打1失点と好投し、先発初勝利を挙げた。3回、太田に先制の中越えソロ本塁打を浴びたものの、その後は2イニング連続で3者凡退で抑えるなど、自身最多の105球を投げきった。
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広池がうれしい先発初勝利をつかんだ。普段は、どこか柔らかな空気をまとっている。先発投手は登板日になると、ベンチ裏で静かに準備を進めることが多い。グラウンドに姿を見せても、独特の緊張感に包まれる。
それでも、4月12日の今季初先発の日。広池はいつも通り、カメラマン席の報道陣に向かって「こんにちは~」と笑顔であいさつした。一見すると普段通り。しかし、その胸の内は違ったという。「当日は普通に心臓バクバクでした(笑い)。めちゃくちゃ緊張してました」と明かした。
マウンドに上がれば、その緊張を感じさせない。冷静に打者と向き合い、感情を大きく表に出すタイプでもない。「毛利とか、試合中によくほえるじゃないですか。でも僕は全然出なくて。出したい気持ちはあるんですけど、あれは意識してやるものじゃないですよね」と話した。
穏やかな雰囲気の裏に、強い芯を秘めている。春季キャンプから「やっぱり前で投げたい。長いイニングを投げたい気持ちはあります」と、先発へのこだわりを口にしていた。開幕直後は中継ぎスタート。「先発での勝利は、やっぱり自分でもつかみ取った感じがあります」と笑顔を見せた。これからも静かな闘志を胸に、マウンドで腕を振る。【星夏穂】



