ミスターの一周忌を劇的すぎる逆転勝利で飾った。巨人長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催された。
打線は7回1死、ボビー・ダルベック内野手(30)が右翼ポール際へ18試合ぶりとなる9号ソロで一矢報いると、3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁のチャンス。丸佳浩外野手(37)が代打で登場すると、オリックス椋木から逆転満塁ホームランを放った。長嶋茂雄氏のユニホームが飾られている右中間席におつりなしの逆転グランドスラム。バットを放り投げる確信アーチでベンチを指さした。
ヒーローインタビューでは 「長嶋さんが打たせてくれたと、僕はそう信じてます」と語った。
生前には不調で苦しむ丸のもとを訪れ、ミスターから直々の打撃指導をされたこともあった。広島時代の18年、残留か移籍かの決断に揺れた中で1通の手紙が届いた。「一緒に野球ができたらうれしい」。地元千葉の大先輩・長嶋茂雄氏からのシンプルでも熱いメッセージに心を震わせた。「感激しましたし、うれしかったです」と今でも大事に自宅に保管し、言葉はしっかりと胸に刻んだ関係性もあった。
「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打たれた昨年8月16日阪神戦では敗戦を喫していたが、ベテランの劇的な一振りで一周忌に白星を届けた。



