ドラフト1位の立石正広内野手(22)が本拠地・甲子園で初めて決勝打を放ち、チームを5月30日以来のセ首位に導いた。6日「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦の5回に2日連続となる適時打。直後に森下翔太外野手(25)が審判への暴言で退場処分となるアクシデントがありながら、虎の子1点を守り、2カードぶりの勝ち越しを決めた。

「(内野が)前進している分(内外野の)間が広く感じて、気持ちが楽になった。なんとか強い打球を打とうと思っていました」

0-0の5回、1死二塁。2球目で二塁走者の熊谷が三盗に成功し、内野は前進守備となった。バットを短く持ち、8球目の147キロ直球を振り抜いた。しぶとく三遊間を抜き、貴重な1点をたたき出した。

「ずっとスタメンで使ってくださっているので。チームも連敗が続いていた時期もありましたし、その中で何とか起爆剤になりたいと思っていた」

交流戦に入り、13打席連続無安打も経験。「なかなか思うようにいかない打席が多かった」。5日の試合前フリー打撃では藤川監督から声をかけられる場面もあった。この日はバットを創価大時代に使用していたものに変更。従来はバットの先端に重心があるタイプだがスイングが「遠回りしていた」と、重心が手元寄りのミドル型に替え、V打。連日試合が続く中で、試行錯誤を重ねていた。

「これから勝負強いと言われるような人になっていきたい」。黄金ルーキーが甲子園のスターへ階段を駆け上がる。【村松万里子】

▼ルーキー立石が5回に決勝打を打ち、阪神が1-0勝利。新人の1-0V打は25年9月14日阪神戦の石伊(中日)以来で、阪神では23年森下以来。同年の森下は5月20日広島戦、7月9日ヤクルト戦、9月6日中日戦の3度記録している。また、交流戦で1-0V打を記録した新人は、18年6月16日オリックス戦の神里(DeNA)に次いで2人目。

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