名古屋が大谷フィーバーに沸いた。空港ではファンと報道陣を合わせて通常時から2~3倍多い70~80人が待ち受けた。バンテリンドームの関係者入り口近くではファンが1000人とテレビカメラ10台以上、報道陣、警備員や警察官が大集結。バンテリンドームの広報担当者は人の多さについて「過去最大級です。デッキの上まで人がいるのは見たことない」と、97年に完成してから25年で過去最大の人数が集まった。

大混雑は公式グッズショップも。この日の正午にオープンにもかかわらず、深夜から並ぶファンも。何重にも折り重なった長蛇の列ができていた。岐阜から来た高校生4人組は午前5時の始発で来て5時間近く並び、正午の開店から約1時間後の午後1時過ぎにようやく入店。お目当ての大谷翔平ユニホームをゲットして「疲れましたけど、並んだかいがありました。頑張ってほしいです」とエールを送った。一方、出遅れて「売るってどころの話じゃねえぞ…」と嘆きながらなくなく諦めるファンの姿もあった。大谷、ダルビッシュのユニホームなどはすぐに売り切れていた。